なぜ、自分が低AMHなのかと考え込んでしまうことはありませんか。
わたしも他人と比べて、体外受精のときに採卵できる卵子の数が少なく、落ち込むこともありました。
今日は低AMHの原因についてお伝えします。
【低AMHとはなにか】を詳しく知りたい方は
fertility-treatments.hatenablog.jp
をご覧ください。
低AMHの原因は7点です。
①加齢
②卵巣手術歴あり(卵巣のう腫、チョコレートのう胞など)
③がん治療歴あり(手術、化学療法、放射線療法など)
④遺伝子変異(染色体の異常)※1
⑤自己免疫疾患(甲状腺疾患などの副腎機能不全)※2
⑥感染(おたふく風邪)
⑦原因不明(特発性)
AMHが低下する原因のほとんどは【加齢】といわれています。
ただ、年齢が若くてもAMHが低い場合もあります。
加齢を除いた低AMHの内訳で
1番の原因は
【原因不明(特発性)】で全体の50~90%。
2番の原因は
【遺伝子変異(染色体の異常)】で全体の10~12%。
低AMHの1番の原因は
【原因不明】なの?!
ツッコミたくなる気持ちはありますが
今の医学では解明できていないことが多いという現状です。
仮に、原因を特定し、治療をしたとしても
AMHの数値が改善することは
ありません。
言えることは
【今ある卵子、卵巣を大切にする】ことが
妊娠、出産に向けて重要だということです。
具体的に【今ある卵子、卵巣を大切にする】とは
どういう行動をすることかというと
・ストレスを溜めない
・喫煙をやめる
・運動する
・毎食たんぱく質をとる
・入浴する
・よく寝る
↑
がハードルが高くて、それこそストレスを溜めてしまいそう・・・
という方は、以下をまず1つでもいいのではじめてみましょう。
・ストレスを発散する
・喫煙を減らす
・歩く時間を1日5分増やす、大股で歩く
・コンビニ食を減らす
・シャワーで内くるぶしから膝まで温める
・5分早く寝る
また、体外受精をはじめるというのも
【今ある卵子、卵巣を大切にする】方法の1つです。
自然妊娠では、卵巣内にいくつか卵子があったとしても
卵巣からでてくるのは毎月1個です。
これに対し、
言い換えると、
今ある卵子を大切に生かすことができます。
ご夫婦で話し合うことかと思いますが
できるだけ早く、妊娠・出産したい方や
低AMHの方は
体外受精をはじめることをおすすめします。
今日は低AMHの原因についてお伝えしました。
◎加齢を除いた、低AMHの1番の原因
⇒【原因不明】
◎原因を特定し、治療をしたとしても
⇒【AMHの数値は改善しない】
◎重要なこと
⇒【今ある卵子、卵巣を大切にする】
周りに低AMHの人がいなくて心細い
体外受精をはじめることが不安
妊娠、出産できない原因を探すことに疲れた という方は
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あなたのサポートさせていただきます。(初回相談無料)
注釈
※1:X染色体の数的・構造的異常(Turner症候群、脆弱X症候群)Y染色体の存在(真性半陰陽、混合型性腺異形成症)
※2:甲状腺疾患、副甲状腺機能低下症、下垂体炎、1型糖尿病、SLE、シェーグレン症候群、関節リウマチ、免疫性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血、悪性貧血、白斑、円形脱毛症、セリアック病、炎症性腸疾患、原発性胆汁性肝硬変、糸球体腎炎、多発性硬化症、重症筋無力症、アジソン病